2017|品川女子学院中等部

身近なところで、筆者の言う意味での課題を発見し、その解決策の提案も含めて300字程度で述べなさい。

資料の分析

きみが「冒険」に出る理由

身近な疑問から人生そのものを問うような疑問まで、大小さまざまな「なんで?」「どうして?」を考える機会があるでしょう。

そしてほんとうの「知」は「疑うこと」から始まります。

この1時限目では、「疑うことの意味」と「疑うときのルール」について、過去の変革者たちの事例を交えながら紹介していきたいと思います。

この部分では、上記の3文にエッセンスが盛り込まれています。

大人になると、いろいろな常識に囚われてしまう。

その前に、「自分で考えること」「世の中を疑い、そこから学ぶこと」を推奨しています。

そして、続きの部分では、「具体的にこうして欲しい」ということが書かれています。

つまり、作文する場合でも、ここに書かれた発想で、ここから先の方法で考えなければなりません。

課題解決から「課題発見」の時代へ

この「人とコト」を切り離して考える習慣をつけておきましょう。

馬よりも速く、馬よりも疲れを知らない、もっと便利な「なにか」があるはずだ。

そう考えたフォードは、人間は馬車で移動するものだ、という当時の「あたりまえ」を疑い、まったく別の道を探っていきました。

本当は抜本的な変化が必要なのに、みんなこれまでの延長線上にある「もっと速い馬」のことしか考えていない。

多くの人が「馬が欲しい」と思っていた時に、「馬じゃないんだ」と考えたフォードが事例に上がっています。

つまり、常識を疑い、新たな発想で、抜本的に解決できる課題を発見しなさいと言っています。

作文の方針

採点基準を考える

出題を読んでいると、この作文のハードルは高いですね。

「みんなが当たり前と思っていること」について、『課題』を見つけなければなりません。

以下のような作文にならないように気を付けたいところです。

  • 身近でもないこと
  • 特に当たり前というわけでもないこと
  • 「疑い」の視点がないこと
  • 解決策が具体的でないこと

本来の採点基準は、こんなところが重視されそうです。

実際はどうだろう?

ただし。

これを、きちんと完璧に作文することは、とっても難しいですよ。

大人がきちんと改善できていないことを、子供たちきちんと解決策まで考えて、300字で述べさせる、その素晴らしさが合否の基準となってしまっては、思いついたか思いつかなかったかという、単なる運による合否になってしまいます。

そう考えてみると、この出題はどちらかというと、「どれだけ疑問をもって日々の生活を過ごしてきたか」という点で評価していくんだろうと思えます。

ちなみに…

ちなみに、作文の案を考えてみようかと思いましたが、思い付きませんでした(笑)

小学生だからこその、敏感な好奇心などで世の中を見ていないと、なかなか『筆者の言う意味での課題』などは思い付かないのかもしれません。

加えて、いま自分が疑問に思えていることは、小学生が疑問に思うべきこととはかなりズレています。

そう考えると、この採点は、「小学生が小学生らしい好奇心を世の中に向けているか」「それをしっかり分析して文章化できているか」ということが、最も重要な採点基準になるのかもしれません。

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