現代文|「点数が安定しない」の本質

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現代文の点数が安定しない

「現代文の点数が安定しないんです」と多くの生徒・保護者がいいます。

それもそのはず。現代文は、別に知らない漢字・言葉があっても、それなりに読み進められてしまういます。ですから、大学受験ですら、「問題集を解く」「予習・復習をする」以上の訓練をしている人は、極めて少数です。

大半の人は、現代文ができません。読む訓練が圧倒的に足りません。

本をたくさん読んでいるから大丈夫?

小説をたくさん読んでいたって、読む訓練は全然足りません。新書をたくさん読んでいたって、読む訓練は全然足りません。

ついでに言えば、東大に受かった人でも、かなり多くの人が、現代文は自信がないのが現実です。「点数が取れても、人に教えることはできない」と自覚している先生は非常に多いです。実際、生徒の現代文の指導を頼んでも、断ってくる先生が多かったです。

なお、高校受験の共通問題の現代文だけは、現代文が得意でやり方を知っていれば比較的簡単に教えられるので、これを断る人はほとんどいなかったですが。

『なんとか速読法』みたいなのもたくさんあります。これには注意が必要です。速読の中身を、しっかり理解しなければなりません。『なんとか速読法』で、法律や経済の専門書を読んでみてください。いつまでたっても理解できないはずです。読解というのは、簡単に身につく手軽なスキルではないのです。
アウトプットのための読み方

大切なのは、アウトプットのための読み方ができているかです。

まず、どんな良い大学を出ていても、「契約書をきちんと読む」なんて人には、法律関係の仕事の人と、あとは一部の意識の高い経営者ぐらいにしか合ったことがありません。

では、その人たちに、「そんな態度では、契約の時に騙されてしまうので、きちんと読んでください」と言ってみましょう。あるいは、わざと罠をしかけてある契約書を渡して、罠を見抜くことができるか、やってみましょう。おそらく、きちんと読み切れないと思います。日常的な言葉で書いてあっても、

大切なのは、書かれていることのポイントを理解し、相手に説明できるぐらいの読み方をすることです。そのための訓練をするには、問題集を解くぐらいでは磨かれません。一方、そういう訓練ができていれば、現代文の点数は安定します。

どんな訓練をすればいいのか

まずは、段落ごとに要約しましょう。この段落で、著者がどういうことを言っているのか、過不足なく書いてみます。その他の部分は、その要約した内容を説明するための、補足説明でしかありません。そういう構造を意識できているでしょうか。

次に、課題文全体を要約してみましょう。著者は、何を主張するためにこの本(課題文)を書いているのか、その根拠は何か。シンプルに書けているでしょうか。

そういう読み方をして初めて、著者との対話が始まります。問題を解く時に、問題を解くためではなく、まずは著者と対話するために読まなければなりません。それを怠れば、木を見て森を見ず、指示語の直前だけを見るような読み方になるので、当然点数は安定しません。

ついでに言えば、新書などを読んだ時も、読みっぱなしにしないで、きちんと要約してみるべきですね。頭の中でそれができている子は、現代文の点数はフラフラしません。一方、どんなにたくさん読んでいても、アウトプットのための読み方ができていない子は、知識を蓄え、読み慣れしただけで、読解力は鍛えられていません。

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