勉強一般|各科目の「勉強する意味」について

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塾の校長をしていた時に、必ずと言っていいほど小学生に聞かれていたのが、「勉強をして何か役に立つの?」です。

この質問への回答は、実は大きく3種類ほどに分かれます。

・その子の好きなことに寄せて話す動機型
・社会人になる時に必要な能力について話す現実型
・個々の科目を勉強する意味を話す論理型

このどれも、ごまかしという訳ではなく、全てが現実です。

ただ、生徒のタイプによって、何が一番納得するか考えて、選んで話していました。「子供に質問されて困った」という保護者の声もよく聞くので、概要をザックリ説明しておきましょう。

[動機型]

スポーツでも、音楽でも、料理でも、全ての物に歴史と理論があります。

ちょっと遊びでやってみるぐらいのことなら、そういうことを意識しなくてもいいでしょう。でも、ある程度本気で何かを頑張りたいと思ったら、そういうことは避けて通れなくなります。

例えばスポーツ。あらゆるスポーツで、統計や過去の結果の分析等により戦術を決めます。トレーニングの方法も常に研究されていますが、力学的・生物学的な話は避けて通れません。難しいからと思って避けてしまったら、ライバルに一歩遅れることになります。

音楽も、楽典という理論書があります。数学的な話も出てきますから、読むのは非常に大変です。また、温度や空調なども大きく影響してくるため、楽器の素材はもちろん、音や環境などに関することも、必要に応じて学ばなければなりません。

将来、何に本気になるにしても、勉強が必要です。ゲームですら、本気で取り組むなら、勉強が必要です。今のうちから、文献・資料を読む苦手を減らしておこうというのが、勉強の本当の姿なのです。

[現実型]

社会人になるために、いろいろな資料を読めなければなりません。

例えば、資格を取りたいと思ったら、勉強をして、試験に合格することは必須です。

看護師。看護学校に入るためには、英語の試験も数学の試験もあります。加えて、看護師試験の問題を見れば、様々なことを勉強しなければいけないことに気付くでしょう。小学校の時に生物のことをきちんと勉強しているかどうかで、大きく変わることを知るはずです。

建築士。建築士の試験で、どういうことが求められるか、見てみましょう。また、建築士の仕事が、どういうことをしなければいけない仕事か、知りましょう。法律や、土地や、様々なことを知らなければ、優秀な建築士にはなれません。

また、資格試験がないとしても、勉強できる=義務を頑張れる=努力ができる人から、仕事を選べるという側面は否めません。様々なことを学んだ上で、仕事が成り立ちます。商品情報や製造工程など、社会人になっても様々なことを勉強しなければなりません。その時に、勉強が苦手だなんて、言っていられないのです。

[理論型]

科目ごとに見ていきましょう。丁寧に話し始めると、これだけで1時間はしゃべれてしまうので、概要だけ。

英語は、文献・資料を読んだり、外国人とコミュニケーションを取ったりするツールとして。

とはいえ、最近はGoogle翻訳をはじめ、英語を日本語に直すのは、非常に難しいので、少なくともこの10年ぐらいは、オンライン翻訳を使っても、英語でも不自由がないということはないと思います。インターネットで情報が出回る時代ですから、外国の情報を気軽に読めるかどうかは、非常に重要です。

算数・数学は、売上げやその他の様々な情報を、数字で理解できるようになるために。理科は、様々な理論を科学的に理解できるようになるために。社会は、様々な法律・ルールを、どうしてそれが必要なのかを歴史的に学べるように。そういう意味があります。

基本科目以外も、非常に大切です。

白玉団子を作ったことのある人は少なくないと思います。将来何かの役に立つかというと、おやつのような存在ですから、「白玉団子が作れなくて困った!」なんてことはないはずです。しかし、白玉団子を作る過程を通して、学べることは多岐に渡ります。例えば、軽量の大切さ、揉みこむことの役割等々。

料理は、わりと奥深いものです。いや、何でも、わりと奥深いものです。

「目の前にある一つ一つに全力に」というのは、現実的には難しいと思います。とはいえ、興味を持てるものがあったら、しっかり取り組んで、そこからいろいろなことを学んでおきましょう。

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