勉強一般|コツコツやるのに伸びない理由

コツコツやっていないので伸びない

こういう生徒は、いろんな意味で、まだまだ未知数です。

親も本人も、「やってにないから伸びない」という自覚があります。ですから、塾に通っているのに成績が伸びなくても、誰もそんなに心配していません。

コツコツやっているのに伸びない

こういう生徒の場合、生徒自身も保護者も、かなり不安なはずです。

実際、塾の校長をしていた時、「うちの子、まじめでコツコツやることができるんだけど、伸びないんです。」「うちの子、学習障害かもしれないんです。」なんて相談はたくさんありました。

普通の流れだと、「きっと塾・先生が合わないんだろう」と、まずは考えます。そして、塾を転々とします。通っているのが個別指導教室なら、「先生が合わないのかもしれません」という相談になるケースが多いかもしれません。

実は・・・

塾・先生が悪いというよりは、勉強法が悪いのかもしれません。もちろん、それを指摘できない塾・先生の責任はあるのですが。ただ、四六時中一緒にいるわけではないでしょうから、なかなか気付けないものです。

学生時代から、『生活保障』のような感じで、かなり高額の報酬を頂く代わりに、ほぼ毎日一緒に勉強するというような指導を何人もしたことがあるので、様々なパターンの『伸びていなかった子』を見てきました。そこで、分かったことは、「コツコツやっているのに伸びない理由は、大きく分けて2種類ある」ということです。

コツコツやっても伸びないパターン

・ほふく前進型
・ほめられたい型

ほふく前進型

これは、まじめなタイプの生徒に多いです。このタイプは、いろいろなことを、わりとしっかり、計画的に取り組むことができます。

しかし、それがむしろ、その子の実力アップをさまたげています。

「今日は2時間やろう」と思ったら、その子は2時間しっかり頑張れます。

ただ、やるのも計画的、やめるのも計画的です。2時間やったら、ピタッとやめてしまいます。無理をすることで、リズムが狂い、明日以降続けづらくなることをよく分かっています。だから、計画した分は頑張るけれども、計画以上のことはしません。

ただ、この勉強法は、あまり成長できません。場合によっては、毎日、できることの確認に終始している場合だってあります。

できなかったことができるようになった時、次にどう行動するか、それによって人の成長は大きく変わります。できなかったことを得意にするために、もう少し頑張って、完璧になるまで取り組んでみるべきです。そうすることによって、一気にグンと伸びるのです。

それをしないと、今日3歩進んでも、次の日・次の機会になると少し忘れています。つまり、2歩下がったところから再スタートになってしまいます。こうなると、毎回ちょっとずつしか伸びません。

「あまり勉強していなさそうなのに難しい問題ができる子」「この前まで全然できなかったのに、急にできるようになっている子」いますよね。それは、ちょっとできるようになった時に、「楽しくて」どんどんやったからなのです。

伸び始めた時に頑張った子は、本当に一瞬で一気に伸びます。一方、「今日は2時間頑張ったから」という感じでやめてしまう子は、一気に伸びるという機会が、少なくなってしまうのです。

こわがり型

これは、ほめられなければ頑張れない子に起きやすい問題です。

勉強でも何でも、ちょっと背伸びをしないと、なかなか成長できません。「それは間違ってる」「こういうところがダメだ」と言ってもらって、初めて自分を客観的に見れます。それを受け入れたら、一気に伸びます。音楽でもスポーツでも、何でもそうですね。

しかし、このタイプの子は、「できない」思いをするのが嫌なので、背伸びになかなかチャレンジしません。やらざるをえなくなるまで、こういう無理をしません。だから伸びません。

こういう生徒に対しては、先生も先生で、背伸びをさせることを避けがちです。

そもそも、やらせようとしても、その生徒は積極的にやりません。そして、もし先生が思い切って背伸びをさせてみようとした場合、もしかすると、保護者から「落ち込んでいるようだが何かあったのか?」と聞かれることになりかねません。

結局、いろいろな意味で、こういう生徒には、背伸びなんてさせない方が、先生としても楽なのです。結果、生徒の背伸びは減り、ちょっとずつしか伸びないということが起きます。

まとめ

得意にしたいことを勉強する場合、コツコツやるのは、残念ながら非効率です。

コツコツやるのは、一気にやるときのための準備でしかありません。コツコツの勉強で伸ばすという考えは、捨てた方がいいと思います。

例えば、英単語の暗記

英単語の暗記で、英語力が伸びることはありません。少なくとも、「読解は単語力だ」なんて言っている人が、英文読解が得意になる日は来ません。

ただ、コツコツ英単語の暗記をしていたら、いいことはもちろんあります。例えば、長文読解演習の時、調べる単語が少なくて済みます。そのため、非常に効率的に、より多くの課題に取り組むことができます。

例えば、計算

計算演習や一行問題の演習を繰り返す人は少なくないですね。しかし、それによって伸ばせる部分は、模試・入試の大問1などで、ミスによる失点を減らせるぐらいのものでしょう。

ただ、計算に自信が持てなければ、算数・数学の応用なんて、取り組めたものではありません。

難問に取り組んで間違えていた時に、「何で間違ってるんだろう?」と悩んで、時間がかかってしまうケースは少なくないはずです。時間がかかった挙句、結論が「計算間違いでした」というのは、単純に時間を無駄にしています。

計算間違いによるミスが少なければ少ないほど、算数・数学の勉強は進みます。「計算ミスを探すため」に時間を使った人と、「次回どうするかを考えるため」に時間を使った人とでは、差が開いてしまって当然なのです。

最後に

「コツコツ頑張っていればいつかは伸びる」という発想を捨てましょう。伸ばしたいものは、時間を作って、短期的に一気に伸ばすのです。これは、勉強だけではなく、何でも同じです。

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